移住のしかた – 自給自足のはじめかた

<私たちの移住地探しの旅の工程>

緑アイコンは出発地点     ・黄色アイコンは移住候補地      ・赤アイコンは移住決定地

 

 

始めに・・・

 

今この記事を見てくださる皆さんの中には、新たな新天地を求めて、移住や転居を考えている方がいるかもしれません。

私たちも自給自足的生活を目指すため、約半年間かけて西日本の津々浦々へ、安心して暮らせ、かつ豊かな自然が残る土地を求め移住地探しの旅をしました。

自分たちの住む土地を求めて自由に移住地を探すことというのは、ある意味かなり 恵まれたことだと言えるかもしれません。

しかしだからこそ、もしあなたが自由に住む場所を決めることができるならば、自分たちが移住に何を求め、どん な土地がそれに適しているのか、移住後はどんな生活が送りたいのか、その土地のために何ができそうかということをしっかりと考えることが大事だと思いますし、私たちも真剣に移住を考えてきました。

自分たちの思う豊かさを求めて・・・

さて、移住をする理由は人それぞれですが、新たな新天地に誰もが希望や豊かさを抱きたいはず!

みなさんが移住地に求める条件や豊かさとはなんでしょうか?

これについては、皆さん誰もが当然考えていることかもしれません。

気候が温暖な場所、食べ物がおいしい場所、豊かな郷土文化のある場所、安心して生活が送れる場所など、、 人によって様々だと思います。

たとえば私たちの場合、理想の土地というのは、

・空き家(古民家)や休耕田などが比較的多く、それらを安く借りることができやすい土地

(つまり過疎化地域であり、移住人気地ではない場所など。今の日本の農村はそんな現状のところばかりかもしれませんね。)

・田畑のための汚染の少ない水(河川)がある土地

・自給的生活に適した自然が残っていて、比較的温暖で気候条件が厳しすぎない土地(台風の常襲地帯、水不足・日照不足になりやすい土地、豪雪地帯ではない場所)

・環境に配慮して営まれる自然に優しいお店や同じ生活を目指す人たちのいる土地

・海での素潜りが好き(道明)なので、汚染の少ない綺麗な海がある土地

・バナナが育てられる土地

・自分たちと価値観の似ている先輩移住者やコミニュティがあること

かなり欲張りな感じがしますが、ひとまず思い描いてみる、のなら自由です(笑)

しかし当然ながら、

これらの自分が思い描くような条件を全て満たしてくれる桃源郷なんてまず存在しないでしょう。

ですから自分たちが何を一番大事に考え、何が一番必要なのかをまずよく考え、その他のことは 時に受け入れ、妥協できる寛容さも持ち合わせていることも大事だと思います。

 

 

移住のリスクや負担・・・

さて、上記のような豊かさを求めての移住でしたら無限大にイメージも沸きますね!

しかし、意外と語られないのが移住すること自体に伴うリスクや負担。

自然豊かな場所に移住したつもりが家族が健康を損なう結果になってしまった・・、一大決心して、住宅まで新築・購入したが結局手放すはめになってしまった・・。

少し極端な例かもしれませんが、実は私たちも旅の途中、実際にそんな移住者の先輩方に何度か出逢うことがありました。

当たり前ですが、実は移住すること自体にも、社会的リスクや経済的負担、人間関係の再構築の必要性や、それに伴う精神的な負担、その土地に住むことで受け入れなければいけない新たな居住リスクというものがあるんですね。

(ここで私達が言う居住リスクとは、その土地に住んだ場合の自然災害リスク、周辺環境による健康被害リス クなどのことです。)

ひとたび有事があれば、その影響もグローバルな今の世の中において、日本のどこが安全なんて考えるのは時間のムダ。。

そんな想いも無いわけではありませんが、

2011年の関東東北大震災が移住を決めるひとつの要因であり、安心して日々の暮らしを営みたい私たちにとっては、食の安全、周辺の環境問題、その土地にある居住リスクについて考えることなしには移住地を決めることはできませんでした。

その土地の新たな居住リスクについてもしっかりと知った上で、豊かな土地への移住を考えていくことが、『後悔の少ない移住』をするためのひとつの考え方だと思っています。

そんな移住を理想として、移住地探しの間、様々な人に会い、いろいろと検討して移住地を決めてきたつもりです。

新たにこれから移住を考える方たちに思うのは、こんなは ずじゃなかったと後悔し、大きな精神的負担を負いながら暮らしていかなければならないような可能性を少しでも減らし、豊かな移住をして欲しいと思っています。

*居住リスクを調べる際に参考になりそうな資料サイトをこのページの最後に記載してあります。

 

私たちの場合、
候補地を17 か所と比較的多く挙げ、車中泊や安宿を使い訪ねました。

どの土地も素晴らしく、そして様々な面を持ち合わせていました。

現在、 私たちは山口県長門市の向津具半島に移住させてもらうことにしました。

もちろん、私たちの移住する土地にも少なからず『居住リスク』は存在すると思います。

しかし、どんなリスクがあるのかをあらかじめ知り、備えられるリスクには備えながら豊かな土地での自給的暮らしを始 めていきたいと思います!

 

 

終わりに・・・

 

移住地を決める、ということも、実は新天地での生活に比べればまだスタート以前の問題に過ぎないんですね。
私たちもそこから先は未経験です。

移住地を探すとき、その土地のことを『条件』が良いか悪いかで見るかもしれません。

でも、この土地こそ自分たちの理想だ、と思った場所でも実際住んでみたら『アラ』が見えたりするものです。

大事なのは見えた『アラ』も含めて、その土地をどう好きになるか、かなと思ったりします。

『アラ』も含めたその土地、のことを好きになり、その土地に愛着を持てるようになったとき、

初めて『移住に成功した』、と言えるような気がします。

その土地の豊かさや素晴らしさを数多発見し、存分に享受し、次は自らがそれらを守り育んでいく。

そんな自分たちの姿勢を理想とし、目指していきたいと思います。

移住地を決めるまでの間、約5 か月間、西日本を中心に旅しましたが、日本には、まだまだたくさんの豊かで素晴らしい場所がありました!

この移住地探しの旅で、各地に移住されたたくさんの先輩方ともお知り合いになりました。

そして今住む場所にも同じような暮らしを目指す仲間がいます。
今後は向津具、ひいては日本の素晴らしい文化や風土、それらを守るためにも、仲間と共に助け合いながら暮らしていけたらと願っています!

みなさまの『移住』が少しでも豊かなものになりますように、私たちは山陰の綺麗な海を見ながら願っています。

居住リスクを調べるための参考資料サイト

日本国内の米軍基地の所在地 http://oshiete.goo.ne.jp/qa/3297296.html

日本の年間平均日照時間 http://todo-ran.com/t/kiji/13657

日本の年間降水量 http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/select/prefecture00.php?prec_no=&prec_ch=&block_no=&block_ch=&year=&month=&day=&elm=&view=

日本の地球化学図 http://riodb02.ibase.aist.go.jp/geochemmap/zenkoku/periodic_table_riku-umi.htm

日本の海域別現存藻場面積http://www.biodic.go.jp/reports/4-12/r011.html

都道府県別の河川・海域の汚染度調査結果http://www.env.go.jp/water/suiiki/h22/full.pdf#search=’%E6%B2%B3%E6%B5%B7%E5%9F%9F%E5%88%A5+COD’

深層崩壊危険度マップ  http://www.mlit.go.jp/common/000121614.pdf

中国地方の産業廃棄物処理場マップ http://www.chugoku.meti.go.jp/research/h17fy/sangyohaiki/siryou5.pdf

全国原発マップ http://www.green-act-saitama.org/genpatsu/genpatsu-map.htm

越境大気汚染に関する研究動向 http://www.nies.go.jp/kanko/kankyogi/33/12-13.html

山口県企業立地ガイド http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/gyosei/kigyo-r/index.htm

保険料で見る自然災害の少ない都道府県http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1010411630

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