前回紹介した向津具の大浜海岸。
実は、様々な、そしてたくさんの『モノ』が流れ着きます。
例えば木材。
写真だと大きさがわかりづらいですが、大きいもので10cm角の柱なんかも流れ着いてます。
まだまだ傷んでいない木材も多く、これらを我が家の改装に使わない手はないんですね。
倉庫に角材だけで組んだ簡単な棚を作ったり、
シンクの取っ手に使ったり、
キッチンに収納棚を作ったり、
かなり重宝してます。これからも本気で使っていきます!
他にも長いツナや大きなアミも流れ着くので行くたびに拾って、山の猪避けに使おうかとおもっております。
拾うのも楽しい、組み合わせを考えるのも楽しい、材料費もかからないと、イイことづくめだし、
現代社会のすき間で生きてる感もかなり味わますね!笑
ただこういうことをしてるのはなにも僕らだけでなく、
このあたりの人は昔から当たり前のように海に出向き様々なものを拾い生活の中で再利用してきたようです。
近所のばあちゃんに、昔、牛や千両箱も流れ着いたんよ、なんていう話も聞かせてもらったことがあります。(千両箱は嘘だと思いますが。笑)
ただ、50年前は絶対に流れ着かないだろう招かれざる『モノ』も、今は流れ着いてきますね。
それはゴミ。
移住地を探す時に各地の海で潜ってきましたが、太平洋側よりも日本海側の方が多かったですね、漂着ゴミ。
韓国のゴミの海洋投棄量が多いので、日本海側はそれが潮に乗って流れてくるので仕方ないんですが、毎回胸が痛くなりますね。
(ゴミの多くはハングル語表記)
ちなみにここ日本まで流れ着くのは水に浮くペットボトルや発泡スチロール類で、
重金属などの有害物質は日本海の深度の深い海底に沈むんですよね。
百姓庵さんが始めた海岸清掃が今では大きなイベントになっていて、それだけ人々の関心・意識は上がってきているのかもしれませんが、
僕らも日々ゴミをなるべく出さない暮らしを工夫して実践していけるようになりたいです。
このゴミでなにか作れたらいいんだけどな~。