大阪から町おこし、地域活性やらのスペシャリストの皆様が来るとのことで、向津具らしい料理を作ってくれとの依頼。
久しぶりの料理の仕事。
10人分の食材を集めるべくまずは海へ。
家から車で3分!日本最西北端の岬で狩猟採集!
断崖絶壁の獣道を降りて入江へ。
この時期から徐々に旬となってくるボベ貝をゲット!
事情を話すと近所のバア様が『これ使いんさい!』と自給用の手すき海苔を分けてくれる。
それに長門の生産者が長門ゆず吉を。
それから一本釣りの漁師が鰆とまんさくを破格の値段で譲ってくれた!
(ペットボトルと比べると大きさがわかる。全長70センチぐらいある。)
さて、肝心の料理の写真は・・・余裕がなくて撮り忘れた・・
のでメニューだけ記載しときます・・・
大量の名産長門ゆず吉をいただいたので、
・伊東さんのゆず吉食前酒
(炭酸・日本酒にゆず吉を搾って!)
もはや絶滅危惧種の自給用の手すき海苔をもらったので、
・向津具のばあさまの自給用手すき海苔の炙り
(断崖絶壁を降りてバア様が採った海苔を炙って、僕らが去年作った醤油をつけてシンプルに!)
この地域ではお肉が貴重品だった時代には魚をしゃぶしゃぶにして食していたとのことでそれを模し、
・鰆とまんさくのしゃぶしゃぶ
それでもやはりお肉がないと満足しないのが我々現代人なので、笑
・長州鶏の香草焼きゆず吉ソースがけ
ここの地域では祝い事の時には決まって作る家庭それぞれの味!
・押し寿司
今年いろんなヒトからもらったここ名産の楊貴妃ビワの種をとっておいて作った(宮味が。)
・楊貴妃ビワの種の杏仁豆腐
山口の伝統野菜『かきちしゃ』を使った
・ちしゃなます
断崖絶壁を降りて採ってきたボベ貝で、
・ボベ貝の肝のカナッペ(嫁の天然酵母パンで)
家の改装ばかりで田畑ができなかった今年なのでまだまだ自分たちで作ったものが少ないんだけども、それでもここ向津具の豊かな地が育てた食材をふんだんに使えたので、一つ良しっ!
野菜料理専門のレストランで働いてた自分には今回の出張料理はかなり勉強になったので、一つ良しっ!
向津具の食材よ、ごちそうさまでした!
また明日から無心に改装に励むべしっ!