だいぶ前後しましたが、、
~家を決めた経緯~
自分たちのお借りした家はいわゆる『古民家』ではないんですね。
『古民家』と『古民家ではない家』の定義というのは実は曖昧だったりします。
自分の言う古民家ってのは、藁葺き屋根に、高床で、独立基礎(束石)の上に柱が立っていて、床下を覗くと家の向こう側まで見ることができる、
そんな感じの作り。
吉田兼好が徒然草に、
と書いているように、どちらかというと日本の蒸し暑い夏を中心として作られた住居形式のこと。
自給自足的暮らしがしたくて移住を考えていたころから、自給自足するならやっぱ古民家だろ!古民家にすみたいっ!と思ってました。
ではなぜ古民家を借りなかったのか?
一言で言うと『出逢い』と『タイミング』。
結婚と同じだなぁとか言うとなにか誤解を招きそうですが、笑
日当たりがいい家がいい、平らな土地の所がいいなとか、以前は色々と妄想していました。
が、そんな条件がすべて満たされる可能性があるのは『家を購入する』場合でしょうか。
(あるいは何年も希望に近い物件が出るまで待つか。実際移住人気地の阿蘇なんかでは2年も希望の空家が出てくるのを待ってる方がいました。)
大して貯蓄もない、コネもないぼくらは、向津具の有力者の方や移住者の先輩に物件を探していただきました。
過疎化地域である向津具には当然空家がたくさんあります。ですが当然その物件全てが借りれる対象ではないんですよね。
盆暮れ正月にだけ帰るから。仏壇があるから。汚くて人に貸すのは恥ずかしい。
そんな理由から空家になってるけど人に貸すのはちょっと、という大家さんは田舎では少なくない。
それでもぼくらは幸いなことに数件の物件を探していただき、その中から一番先に大家さんからOKをいただいた物件に決めました。
決めた理由なんですが、大家さんが本当に良い方だったことと、自分でも直せそうなぐらいの家の痛み具合だったこと、家の前にツリーハウスが作れそうな大きい木がある、井戸もあったこと、薪風呂だったこと、山も田畑もある、ご近所さんもめっちゃ良い人、それに早く家を決めて生活を始めたかったこと、笑。ですかね。
母屋:後から建て増しされたようで、半分は昭和の初期ぐらいの建物。半分は約30年前に建てられたもの。
母屋全体で10の部屋があるという広い家で、その代わり独立した広い納屋は無いが、農は自給分としてだけするつもりだったので問題なし。
藁葺き屋根では自分で直すのはかなり難易度が高いが、瓦屋根なら修復&今後のメンテナンスもできる。
まあこんな感じの経緯で家を借りていったんですね~。
次回は写真を入れて、笑
家直しのコンセプト、お伝えしちゃおうかな!(もったいぶるほどでもない。。)